伝統の技

匠が丹精込めてつくる皮革

匠が丹精込めてつくる皮革
ピット製法 栃木レザー フルベジタブルタンニン鞣し なめし ヌメ革 牛革 メイドインジャパン エイジング 経年変化 ハンドメイド

ヌメ革の最大の魅力はエイジングと呼ばれる経年変化にあると言っても過言ではないと思います。栃木レザーのようなピットと呼ばれるタンニンの入った水槽でなめす工法をしている所は数少なく商品として使っていくうちにだんだんとその魅力が増し、やわらかくなり艶がましていきます。

「植物タンニン鞣し」は、太古の昔から行われていた伝統的な製法で、ミモザやチェスナットといった植物の樹皮などから抽出した "タンニン(渋)" を含んだ溶液で、約1~2ヶ月の歳月をかけてじっくりと鞣す製法です。鞣された革は、収縮が少なく美しく堅牢で使うほどになじみ、深い色合いに変化していくのが特徴です。

「植物タンニン鞣し」と言っても、ドラムを使用して半強制的にタンニンを叩き込む方法と、タンニン溶液の入った槽(ピット)に漬け込む方法があります。

「栃木レザー」では、「植物タンニン鞣し」の中でも最も皮に負担のかかりにくい方法である "ピット製法(槽に漬け込む)" を採用しております。この製法には、高い技術力と気の遠くなるような時間と手間が必要になり、レザーの中心産地である本場イタリアでも、フィレンツェのバダラッシィ・カルロ社など、わずか3社程度しか出来ないといわれています。さらに 「栃木レザー」では、脱毛に石灰槽 ・ 鞣しにタンニン槽 と、"2つの槽(ピット)" を使った、世界でも稀な 『ダブルピット製法』 にて製造しております。

1ヶ月という長い期間をかけて、160ものピット槽で、濃度の薄いタンニン槽から段階を経て濃度の高いタンニン槽へと順次漬け込んでゆきます。高い技術力も手間も時間もかかる上に広大な敷地を要するため、国内外を通しても希少な製法となってきました。しかし、じっくりとタンニンを革に浸透させるので、革に負担をかけずに自然に鞣され、肌目も細かく芯までタンニンの成分が浸透するため、美しく堅牢な革に仕上がります。

タグに込められた思い

タグに込められた思い
「栃木レザー」 の匠の手で、伝統的な製法を守りながら、手間をかけることをおしまず一枚一枚、丁寧に作業されています。

長年の経験より、皮・革の状態を見極めながら各工程は進められ、革の魅力を最大限に引き出しています。「栃木レザー」の皮革製造の工程は、上記説明の鞣し工程を含めた大きく20の工程に分類され、これらの工程も製品の種類によって多種多様に枝分かれし、より良い皮革を提供する為に、様々な工夫が凝らされています。牛の原皮は、北米を中心に世界各国より輸入され、植物の葉や樹皮などに含まれる物質(タンニン)を使い、行程中に様々なオイル吸収させた後、秘伝の技法にて 「てまひま」 かけて鞣され"最高級皮革 『 フルベジタブルタンニングレザー 』" が、完成するのです。

ここに二つの "特徴 (短所?)" として、お伝えしておかなければならない事があります。一つは、この革を鞣す際に、余計な表面加工をしていない為、革そのものの傷、虫食い跡や血筋痕などがそのまま表面に出てくるので製品にも色むらや傷が入ってしまうという事です。それともう一つは、毎回毎回、同じ色で作るつもりが、気候や時期などにより製造ロットごとに色のブレが出るという事です。濃色の場合は、まだいいのですが、淡い色の場合は毎回毎回色が違って出来上がってきます。これが、いくら改善しようと思っても、色のブレは解消できないようです。

この様な事を「本物の良さ」 というか「自然・天然のものには、どうしても不揃いができるし不揃いなほうが、より自然に近い」 という様に天然素材ならではの「味(あじ)」であると、ご理解していただきたいと願っております。それこそが、本当の革の 「活きた表情」 であり、その表情を楽しめるのが 【 栃木オイルレザー 】 の最大の特徴であります。 厳密に言うと、同じ表情の革は、製品は、「二つとして」存在いたしません。

ページのトップへ戻る